弘前市在住または弘前にゆかりのある25名の男によるエッセイ集。今号のテーマは「マスターピース」。日本語に訳せば”傑作”や”色褪せない銘品”ですが、今回はここに”生き方を決定づけたもの”という意味も加えました。また、旅行シーズンに発刊となる今号は、5人の旅好きが綴るミニエッセイ「旅は色々。」も掲載。長い夜のお供に、人、酒、旅が織りなす、めくるめく物語をぜひご賞味ください。特集企画は、大衆酒場の名店をめぐる企画「弘前居酒屋歩記(あるき)」、「弘前、酒場の夕景」、「食が綴る、旅の歴史」。
「弘前の男」という共通点以外は、年齢も職業もバックグラウンドもまったく異なる25名のエッセイストが「マスターピース」をテーマに寄稿。
誰かと酒を酌み交わして会話を重ねたい夜もある。ひとり静かに飲みたい夜もある。弘前の酒場を探訪する「弘前居酒屋歩記」、今号は「土紋」「はな」「本町坂とりっこ」に酔う。
旨い酒、旨い肴、居心地の良い雰囲気…。名酒場の条件は数々あれど、「弘前居酒屋歩記」では酒飲みの目線でそれぞれの居酒屋の魅力を伝える。
『月刊 弘前』(北方新社)、『北奥気圏』(書肆北奥社)ご協力のもと、黄昏に染まる歓楽街の景色に往時の記憶を添えて。郷愁をさそう「弘前、酒場の夕景」。