弘前市在住または弘前にゆかりのある29名の男によるエッセイ集。今号のテーマは「桜」と「映画」の二本立て。弘前で桜といえば日本屈指の桜の名所・弘前公園。大正時代に始まった観桜会は、戦時中に一時中断するも、早くも終戦の2年後に再開されるなど、弘前市民はとにかくお花見が大好き。映画館もかつて市内に18館もあったほど映画好きでもあります。長い夜のお供に、人、酒、桜、映画が織りなす、めくるめく物語をぜひご賞味ください。特集企画は、観桜会と映画の歴史を古写真と辿る「THEカンゴカイ」「懐かしの弘前シネマ事情」
「弘前の男」という共通点以外は、年齢も職業もバックグラウンドもまったく異なる29名のエッセイストが「桜」または「映画」をテーマに寄稿。
日本人が愛してやまない「花見」の歴史を、いにしえの写真とともに辿る「THEカンゴカイ」。カンゴカイまたはカンゴウカイは、観桜会(かんおうかい)が津軽風に訛ったもの。
「昭和30年代、弘前の街には18館もの映画館があった。活動写真と呼ばれた明治時代から昭和の時代までの歴史を古写真とともに辿る「懐かしの弘前シネマ事情」。
日本における映画の歴史は明治29年(1896)の神戸から始まり、同33年(1900)には弘前にももたらされた。明治から昭和の弘前であった、映画にまつわるよもやま話を掲載。